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博士への道

私は大学を卒業してから大学院に進むことなく民間企業に就職しました。大学に残って研究に従事したわけではなく、その意味では純粋な学者ではありません。しかし、実務家として単に利潤追求に没頭するのではなく、理論と実務の融合を目指して研究を深めてきたつもりです。

不動産鑑定士・税理士として国家資格に裏付けられた専門知識を、さらに発展する形で学術的な研究を進めました。常に最新の知識、技術を探求してきたつもりです。


このような日頃の研究を評価されたからこそ、経済学博士と経営学博士の2つの博士号を拝受することができたのだと謙虚に受け止めています。

これからも初心を忘れることなく、学問と実務の融合を目指して精進したいと思っています。


研究テーマ

経済学博士として、私は伝統的なミクロ経済学の分野での研究を進めています。ミクロ経済学では、人は常に合理的に行動するという仮説をおきます。いわゆる合理性仮説に基づいた議論が展開されています。

しかし、その仮説は様々な場面において再考を余儀なくされます。

私は、不良債権としての事業を再生するという実業の世界において、経済人がどのように行動するのかを研究テーマとしています。とりわけ、事業再生という不確実性下における経済活動をとりあげ、研究対象にしています。また、比較的新しい領域である行動経済学の分野にも研究範囲を広げています。


経営学博士として、私は伝統的な経営学にこだわることなく、税法や会計学等の視点を取り入れる形で研究を深めています。伝統的なミクロ経済学の合理性仮説を更に深めることで、実際の経済活動における経済主体の行動分析を進めたいと考えています。


さらには、不動産鑑定士・税理士として、職業的専門家の立場から、純理論的な研究に留まることなく、実践的な研究へと発展させていきたいと考えています。日本不動産鑑定士協会連合会認定の指導鑑定士として不動産鑑定士を目指す受験生(論文合格者)の実地指導も行っています。


雑感

研究というものは終わりがないと思います。

あれも研究したい、これも研究したいと、研究活動を進めていると、いつまでもキリがありません。

研究ばかりたずさわっていたのでは、実業を実践できませんし、その逆もしかりです。気分転換や休憩の時間も必要です。

限られた時間をどのように配分するのかという点は、ミクロ経済学を学ぶにあたって初歩の初歩として取り上げる問題です。若かりし頃、初学者であった私は「24時間という限られた時間を労働と余暇に配分する」とか、「限られた予算の中でミカンとリンゴを購入する」といった視点で経済学の基礎を学んだことを覚えています。


事業再生実務の先駆者として実業家の立場から、さらには、経済学博士・経営学博士として研究者の立場から、限られた時間を有効に活用していきたいと思っています。

実業家として、事業再生のコンサルティングに軸足を置きつつも、研究者として、理論的な深みを追求していく所存です。理論と実務の融合を目指して精進するつもりです。



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