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2021年07月24日(金) 合理的な判断よりも「感情論に走る」役員

取締役は株主からの負託を受けて正しい経営判断をすべきところ、好き嫌いの感情で判断する問題役員が存在します。

他の役員が正論をもって進めようとしているにもかかわらず、「言葉使いが良くない」「態度が悪い」挙句の果てには「あいつは気に入らない」との浅はかな理由、言い換えれば自らの悪しき感情で正論を否定してしまうのです。これでは、思慮に欠ける子供が喧嘩を仕掛けているのと大差ないといえるでしょう。

このような姿勢の問題役員は、合理的な判断よりも愚かな感情を優先するという点で経営能力が欠如している典型例といえるでしょう。

 

2021年07月20日(月) 事あるごとに異論や反論を唱えて足を引っ張るような、「自己主張が過ぎる」役員

合理的な判断を目指して議論を進める過程で、事あるごとに異論や反論を唱え、議論を停滞させるばかりか、誤った判断に導く問題役員が存在します。このように自己主張が過ぎる問題役員が存在すると取締役会が停滞することになってしまいます。

 

大きな声で発言し、上から目線の言葉使いで、時として恫喝することすらあります。自らは何もせず文句ばかりを並べる問題役員もみられます。こうなると、他の役員が委縮してしまい建設的な議論ができなくなってしまいます。

このような姿勢の問題役員は、自己主張が過ぎる点で経営能力が欠如している典型例といえるでしょう。

 

2021年07月11日(日) 新しい取組みを回避するような、「保守的に過ぎる」役員

人間は環境適応能力を持っています。そのため、環境がゆるやかに変化する場合に、たとえそれが改善すべき状況であっても受け入れてしまう傾向がみられます。たとえば環境の悪化が危機的レベルになりつつある場合でも、その変化に気づかずに受け入れてしまうというものです。これを「ゆでガエル現象」と呼びます。

 

カエルを水に入れ、それを緩やかに温めていくと「カエルは水温の上昇を知覚できずに死んでしまう」という比喩になぞらえたネーミングです。

ぬるま湯の温度をジリジリと上げられ、もはや致命的な温度になりつつあるにもかかわらず脱出を怠るカエルのような現象は、取締役会に臨む役員にも生じることがあります。本来であれば経営環境の変化に対応するために新しい取り組みが求められるところ、新しい取り組みを避けて旧態依然とした後ろ向きな経営を進め、結果として経営危機を招いてしまうのです。

このような姿勢の問題役員は、保守的に過ぎる点で経営能力が欠如している典型例といえるでしょう。

 

2021年07月05日(月) 取締役会の正常な運営を阻害する役員の問題行動

取締役は株主の信任を得て株主総会で選任され、取締役会の構成員として善管注意義務(民法644条)及び忠実義務を (会社法355条)負います。取締役が複数であれば取締役会を設置し、取締役会においては、各取締役が対等な立場で真摯に議論を交わし、会社経営を正しく導くことで株主から負託された責任を果たすことになります。

 

しかし筆者の経験に照らして現実をみるに、取締役会の運営がうまくいっていない企業は少なくありません。そのような企業の多くは経営不振に陥っているのが実情です。

 

取締役会を構成する取締役、監査役の全てが有能な経営者であるとは限りません。中には正常な取締役会の運営を阻害するような役員もみられます。そのような問題役員は大きく3つの特徴を指摘することができます。

すなわち「保守的に過ぎる」、「自己主張が過ぎる」、「感情論に走る」という特徴です。